『断捨離アンになろう!モノを捨てれば福がくる』は、断捨離コミックエッセイです。
Kindle Unlimited で断捨離本を探していたところ、出会いました。
コミックなのですいすい読めるし、絵もかわいい。刊行は2010年とやや古めですが、断捨離の考え方は変わらないので、今でも十分参考になりました。
断捨離初心者や、始めてみたけどなかなか思うように断捨離が進まない人におススメです。

私も背中を押してもらっています!
\ Kindle Unlimited
主人公に共感しながら断捨離をイメージできる


本書はベースがコミックなので、さくさく読み進められます。
「断捨離」と聞くと難しそうでつい身構えてしまいそうですが、そうした心配もいりません。
独身でひとり暮らしの”のんちゃん”という主人公をとおして、断捨離を身近に感じられる一冊でした。
コミックだけだと物足りない部分もありそうですが、ちゃんとチャプターごとに解説(こちらは活字)が付いているので、より理解を深められるようになっています。
コミックパートでおもに描かれるのは、主人公の「捨て活」。
主人公が心を痛めながらモノとお別れする姿は自分と重なりましたし、迷い、葛藤し、自問自答しながらモノを取捨選択していく姿には背中を押された気分です。
これまでに読んだ断捨離本は、頭では理解できてもイメージがしにくい点もありましたが、本書では主人公が断捨離する様子が漫画でわかります。
断捨離に目覚めた主人公がモノの取捨選択をどう考え、どう実行するのか。具体的にイメージしやすく、参考になりました。



ぬいぐるみのお別れ方法もイメージできたので、ようやくできそうです(まだしてないけど)
断捨離のかけ声?「サバイバー」と「ゴーアー」でスピードアップ
本書の中で主人公が断捨離するときに、自分の手元に残すモノを「サバイバー」、役目を終えて手元から去るモノを「ゴーアー」と呼んでいます。
「これは使ってるからサバイバー」とか「これはもう使わないからゴーアー」とかそんな感じでです。
おそらく主人公独自の言い回しかと思いますが、断捨離するときに試しに使ってみたら、これが結構はかどる!
リズム感なのか、普段よりも進みがよかったです。



残すか手放すか判断するときに「声を出す」というのがよかったのかも
少し残念だった点
中盤まではイメージしやすくよかったのですが、終盤になると何点か気になる点もありました。
たとえば、「エコなダンシャリサイクル!」は断捨離仲間同士でモノをもらってあげる、というもの。
とても良い取り組みだとは思いますが、リアルに断捨離仲間がいる人なんてそうそういない気がします。エッセイなので仕方ないですが、参考になる人は少ないかもしれません。
あと、一番気になったのは、「人に見られて恥ずかしいものはコレクションではなく、ただの溜め込み」とされている点です。
コミック内でも、主人公の友人が大英博物館の自分みやげを捨てるシーンがありました。
私はここは異論ありで、他人に見せられなくても「自分だけこっそり見て幸せになれる」モノは大切なコレクションだと思っています。(推しとか、推しとか、推しとか・・・)
断捨離は、「今の自分にとって必要なモノか」自分軸で考えるものだと思っていたので、コレクションだけ他人軸で考える必要性については疑問が残りました。



ひとさまに見せにくいモノでも、本人にとっては大切なんです(切実)
おわりに
終盤は納得できない部分もありましたが、断捨離のイメージトレーニング には良い本でした。
活字だと、みんなどんな感じで捨てているのかイメージしにくかった部分が、だいぶクリアになりました。



まだスタートラインに立ったくらいですが・・・
断捨離初心者や、「断捨離始めたけど思うように進まない・・・」という方におすすめです。
私は、自分を奮い立たせたいときに読んでいます(笑)
Kindle Unlimited
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