映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』観てきました。
原作は読んでませんが、アニメ銀魂は大好きなので楽しみにしていました。(最近また第1話から見返しています)
結論から言うと、めちゃくちゃ面白かったです!
可笑しすぎて涙が出たのなんて、ひさしぶり(笑)
あらすじ
天人(あまんと)が台頭する江戸。家賃を払うお金もない万事屋3人衆は、生活のためにアルバイトを始めるが、どのバイト先でもなぜか天下の将軍様と遭遇する。同じころ、江戸の治安を守る特殊警察・真選組で内紛が起こり、創設以来最大の危機は、将軍をも巻き込む陰謀へと発展する。
シネマトゥデイより
吹いたよ・・・キャバクラ大騒動
女の子が病欠で人手が足りないということで、万屋3人衆は急きょ新八の姉・妙が務めるキャバクラでアルバイトすることになります。
神楽はお化けみたいな化粧で、銀時と新八はなりゆきで女装して参戦することに。銀時のムキムキのドレス姿が目に焼き付いて離れません・・・。
そこへやってきたのは、よりによって顔見知りの真選組の隊士たち。
どうしようと焦りまくる新八に出した銀時の指示は―――「あごをしゃくれ」。
この場面、吹きました。
俳優陣すごすぎる。しゃくりかたがすごすぎる!
しゃくって、なんとかその場を切り抜けた万屋でしたが、本当の客はなんと将軍様!!
将軍相手に王様ゲームならぬ将軍様ゲームを始める面々ですが・・・あれよあれよという間に将軍はすっぽんぽんに。。
なんて運のない人なんだ、将軍・・・。
何かと貧乏クジを引きまくる将軍への銀時&新八のつっこみ「将軍かよ!!」と、銀時の心の声(内容は・・・ここでは控えます)にじわっと涙目になる将軍が面白すぎました。
勝地涼は将軍のイメージにぴったりで、すごくよかったです。
にしても、映画スクリーンでモザイク見たの、初めてかも(笑)
笑い止まらず・・・床屋騒動
翌日、万屋はヒマな床屋でアルバイトしています。
客なんかきやしないとタカをくくっていたところに現れたのは・・・またも将軍!!
髪結いの資格なぞ持っていない三人がてんやわんやする中、神楽が将軍の髪をそり始め、お約束通り(?)マゲを落としてしまいます。
ぽとりと。固まる万屋三人衆。
この「間(ま)」からの、壮絶パニックぶりが面白い。
銀時は「これはマゲじゃない、ゴールデンレトリーバーのうん○だー!」と、どこぞのピッチャーの如く外へ投げ捨てます。
そして、残りの髪で無理やり結おうとするのですが、引っ張りすぎて将軍の顔がドエライことに!
このシーンはほんと映画館でなかったら大爆笑でした。
ちなみにこの投げ捨てられたマゲにはオチがあって、これがまたハチャメチャです。
アニメ版でもお腹がよじれるエピソードなだけに、涙腺壊れました。
真選組・沖田総悟&伊藤鴨太郎がカッコいい
沖田総悟(吉沢亮)と伊藤鴨太郎(三浦春馬)がカッコよかったです。
沖田はバズーカ砲ぶっぱなすことが多いのですが、列車内でひとり敵と戦うシーンでは彼がすごい剣豪であることがわかります。
スクリーンから緊張感がビリビリ伝わってきました。
ふだんの沖田は仕事に対してやる気を見せませんが、秘めているものはとても熱くて、鬼気迫る目つきや表情、動きから目を離せませんでした!
そして、三浦春馬扮する伊藤鴨太郎。銀魂では珍しいインテリ系です。
悪役として登場しますが、ビジュアルも佇まいもカッコいいし、何より存在感がありました。
なぜ近藤は伊藤を助けたのか
ググっていたら、「なぜ近藤は自分を暗殺しようとした伊藤のピンチに手を差し伸べ、助けたのか」という点について書いている人が多かったので、私なりの見解です。
伊藤の過去が走馬灯のように明かされるシーン。
近藤は当然、伊藤の過去は知らないはずです。伊藤がつらかった幼少時代を他人に話すとは到底思えませんから。
それでも近藤が彼に手を差し伸べたのは、一度でも仲間として先生として信じた伊藤を追い詰めたのは自分だと思ったからだと思います。
と同時に、近藤のキャラクターからして反射的なものだったとも思えます。士道に準ずるものはともかく、目の前で消えていく仲間の命をみすみす見捨てるような人ではありませんし、差し出された手を振り払うような人でもないから。
そしてそれを手助けした面々は、近藤の思いを知っています。憎き相手だろうと、近藤が救いたいのなら手を貸す。
そんな絆が彼らにはあります。
ただ、これは300話以上アニメを見ているからそう思えるのであって、映画だけ見たら「なんで!?」ってなるかもしれません。
感想まとめ
笑って泣いて、とても楽しめました。
アニメ銀魂好きな私から見ても実写化による違和感がほとんどなく、制作陣の本気を感じます。
あえて銀魂のセリフで言わせていただくと「完成度たっけーな、おい」ですよ、これ。
イケメンの無駄遣いをうたっているだけあって、目の保養にもなります(笑)
ただ、下ネタも多いので、一緒に観る相手は選んだほうがいいかも!