テーブルフォトを撮ろうとしたんだけど、家の中がゴチャゴチャでイメージどおりの写真が撮れなかった~なんて経験、ありませんか?
中には、撮るために片付け始めたけど、片付けで終わっちゃった人もいるんじゃないかと思います。
そんな人におススメなのが、背景スタンドと背景紙です。
背景紙は文字どおり撮影時に被写体の背景とする紙や布のことで、背景スタンドは背景紙を固定するのに使うものです。
もともとスタジオ撮影で使うのが一般的でしたが、最近はメルカリやネットオークション、インスタの流行もあり、小型化したものをテーブルフォトに使うケースも増えてきました。
今回はおうちでも使いやすい卓上の背景スタンド&背景紙を使うメリットや使い方、おすすめ背景スタンドをご紹介します!
※本記事で使用している背景スタンドはカメラ女子向けの商品を開発・販売しているミーナで購入したものです。2014年に購入したものですが、今も現役で活躍してくれています。(商品名:mi-naテーブルフォトシンプル背景紙スタンドセット)
背景スタンド・背景紙で得られるメリット・効果は?
では、背景スタンド&背景紙を使うことで写真にどんなメリット・効果があるのでしょう?
まず挙げられるのは、もちろん被写体の背景を隠せることです。
背景紙を使うことで、家の中が片付いていなくてもいちいち物をどかしたり片したりする必要がなくなります。
なので、家の中でなかなか思い通りの写真が撮れない・・・そんなお悩みをお持ちの方にはぜひ試してみていただきたいと思います。
ですが、背景紙のメリットは実は「隠す」だけではありません。
それは「奥行き」です。
この写真はイエローの背景紙を使って撮影したものですが、背後に本来あるべきはずの境界線がないのがおわかりでしょうか?
そしてその境界線がないことで、写真全体に奥行きがでます。
背景紙は、背景をすっきりさせ、写真に奥行きをもたせることで主役となる被写体をより引き立たせることができるのです。
なのでメルカリやネットオークションなど確固たる主のある写真に好まれる傾向があるのかもしれませんね。
背景スタンドの使い方
さてさて・・・、ここからは上の写真がどういうふうに撮られたものなのか、ネタバレです。
ぐぐっとカメラを引きますと、背景紙スタンドで背景紙を吊るし、そのうえに被写体を配置していることがわかります。
鎮座するカメラ猫・・・はさておき、背景紙はゆるやかなカーブを描くように吊るすのがポイントです。
例えば、この写真を撮ったSony SEL50F18の最短撮影距離は0.39メートル(39センチ)。つまり、39センチより近づくことはできません。
あとは、撮影するのみ!
たったこれだけの手間ですが、写真の見栄えを大きく変えてくれますよ。
背景スタンドならミーナの「テーブルフォト インスタ映えセット」が使いやすい
この記事で使用している背景紙スタンドは、mi-naで販売している「テーブルフォトシンプル背景紙スタンドセット」です。
※現在、商品名は「テーブルフォト インスタ映えセット 物撮り ミニスタジオ シンプル背景紙スタンドと背景紙・レフ板の3点セット」に変更されています。
選んだポイントはサイズと価格だったのですが、背景紙もセットになっていて、届いたらすぐに使えるというのも決め手になりました。

あまりゴツすぎない点もグッド!
セット内容は以下のとおり。
- 背景紙スタンド(縦27~46センチ×横30センチ)
- 背景紙(縦54センチ×横39センチ)5枚
- レフ版(縦30センチ×横21センチ)
背景紙スタンド
背景紙スタンドは組み立て式なので、ドライバーが必要です。組み立て自体は簡単なので、時間や労力はさほどかかりませんでした。
背景紙
背景紙は、5色(5枚)が付属しています。ただ、本格的な背景紙ではなく、ふつうのカラー画用紙なので、ちゃんと保管しないとシワになるので注意です。
慣れてきたら、お好みの背景紙や布を使ってみるのもおすすめです。
まとめ
最後に卓上背景スタンド・背景紙を使うメリットのまとめです。
- 家の中が片付いてなくても撮影できる
- 背景をスッキリさせ、奥行きをもたせることで被写体が活きる
また、今回は愛用中の「mi-naの背景紙スタンドセット」をご紹介しましたが、背景スタンド自体はmi-na以外でも売られています。
しかしながら、家で使う、しかもテーブルフォトとなると、あまり大きすぎるとかえって邪魔になってしまうことも。(テーブルフォトであれば卓上で十分かと思います。)
探すときは「大きさや価格がちょうどいい」ものを探してみてくださいね。

プロカメラマン仕様となると扱いきれないかも・・・。
この記事で使用したレンズはこちら>>>作例付きレビュー:ボケ感が美しすぎる「SEL50F18」の魅力
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