歴史さんぽ~明治の足跡をたずねて~

日本橋

明治時代のなごりを求めて、日本橋から京橋経由で日比谷まで散策してきました。「明治の足跡をたずねて」といいつつ、江戸もちょいちょい含まれています。

三越日本橋本店

日本橋
三越日本橋本店は、1904(明治37)年に「デパートメントストア宣言」をおこない、日本初の百貨店となった由緒あるデパート。その起源は、時代劇でおなじみ、呉服商の越後屋です。

ルネサンス様式による現在の建物が完成したのは1935(昭和10)年。2016年に本館が国の重要文化財に指定されました。

日本橋
三越日本橋本店の本館正面玄関でお出迎えしてくれるライオン像は、1914(大正3)年に誕生したもの。ロンドンのトラファルガー広場の獅子像がモデルだそうです。

イベントで春めいた花冠を身に着けていました。よく似合っています。

高島屋日本橋店

日本橋
高島屋の起源も江戸時代で、もとは京都で古着や木綿を取り扱っていたそうです。こちらの高島屋日本橋店は、1933(昭和8)年に完成しました。

2009(平成21)年には、百貨店建築として初の重要文化財に指定されています。

明治屋京橋ビル

日本橋

明治屋京橋ビルは、高島屋日本橋店と同じく昭和8年(1933年)に建造された明治屋の本社です。イタリアのルネサンス様式で建てられています。

店内は輸入もののお菓子も多く、ついつい引き寄せられてしまいます・・・。

江戸歌舞伎発祥の地

日本橋

江戸歌舞伎発祥の地。江戸歌舞伎は1624(寛永元)年に猿若座の猿若勘三郎が現在の京橋1丁目付近でやぐらを上げたのがはじまりと言われています。

京橋大根河岸(だいこがし)青物市場跡

日本橋

江戸歌舞伎発祥の地のすぐお隣にあるのが、京橋大根河岸(だいこがし)青物市場跡。江戸時代、大根を中心とした新鮮な野菜を提供する市場があったそうです。関東大震災後は築地市場に移転したそうです。

帝国ホテル


1890(明治23)年、海外からの賓客を迎える日本の迎賓館として開業したのが帝国ホテル。一度は泊まってみたいあこがれのホテルです。

マリリン・モンローやチャップリンなどの著名人が宿泊したことでも知られています。

鹿鳴館跡

鹿鳴館は1883(明治16)年、外国からの賓客を接待する社交場として明治政府によって建てられました。設計はイギリス人建築家ジョサイア・コンドルです。2階は100坪にもなる舞踏室があったといいます。


教科書にも載っていた鹿鳴館。すごく華やかなイメージがありましたが、残念ながら今はその面影はなく、近代的なオフィスビルが建っています。


かろうじて残る石碑。

井上外務卿による欧化政策の一環として建てられ、「鹿鳴館時代」というひとつの時代を築いたわけですが、当時は相当非難されたそうです。

結果、井上外務卿の辞任とともに、鹿鳴館時代は終わりを告げます。1887(明治20)年のことです。つまり、鹿鳴館時代はわずか4年しかなかったということになります。

宮内省に払い下げられた鹿鳴館が取り壊されたのは、1940(昭和15)年のことです。

夢の跡・・・ふと、そんな言葉が胸をよぎる場所でした。

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