山梨のワイナリー「ルミエール」に行ってきました。
ルミエールワイナリーとは
ルミエールワイナリーは、明治18(1885)年創業のワイン醸造所です。
ワインの購入はもちろん、ワイナリーの見学ツアーもあって、より深くルミエールのワインについて学ぶことができます。
ワイナリーレストラン『ゼルコバ』も併設されていて、今回の旅行では予約がとれなかったのですが、今度はぜひ立ち寄ってみたいです。
ルミエールのワイナリー見学ツアー
公式サイトによりますと、現在は「30分コース」のみのようです。
ルミエールのワイナリー見学ツアーには60分コース(1,000円)と30分コース(500円)があります。(いずれもテイスティングは付いていません)
それぞれ出発時間が決まっているので、ツアーに参加する場合はその時間に合わせて現地に到着できるよう調整しましょう。
後述しますが、60分コースはワイン造りについて詳しく説明が聞けるのでおススメです。
ワイナリー見学ツアーに予約は必要?
ワイナリーツアーは「要予約」です。
見学予約の申し込みは、見学希望日の前日 15時までとのことですが、定員に達してしまう可能性もあるので、旅行が決まったらなるべく早めに申し込むことをおすすめします。
ルミエールのワイナリー見学ツアーに参加しました!
私は「60分コース」の見学ツアーに参加しました。
ここでは内容についてはさらっとおさらい程度にしておきますが、60分コースのツアーに参加すると、とても詳しくワインのことやルミエールのこだわりについて教えていただけます。ワイン好きには必見のツアーです。
ぶどう畑
まずはぶどう畑を見せていただきました。
日本で多く見られる棚仕立てのぶどう畑は、一本の木から横に枝を伸ばしています。
棚仕立ては地面から離れている分、湿気の影響を受けにくく、また均等にブドウがなることからバランスよく日光に当たるというメリットがあるそうです。
こちらはおもにヨーロッパに多い垣根仕立てのぶどう畑。
棚仕立てとは逆で、地面に近い分湿気がこもりやすいという難点があります。ただ、ぎゅっと凝縮したブドウができるのは垣根仕立てなのだとか。
ルミエールワイナリーでは同じ敷地内でも、風通しの良さなど場所ごとの特性によって、仕立て方法を分けているそうです。
3000メートル級のアルプスに囲まれたこの土地では台風被害が過去に1度と聞いて、これまたビックリ!
醸造所
醸造所ではスパークリングワインの製法について教えていただきました。
今回見せていただいた作業は、瓶内二次発酵時に発生したオリを除いて、ワインを充填する工程です。
オリが集まっている瓶口周辺を凍らせて、オリを取り除くのだそうです!
発酵槽とワインセラー
この石倉発酵槽は100年以上前からワインを作ってきた石造りの地下発酵槽です。国の登録有形文化財に指定されている、貴重なもの。
写真では分かりにくいのですが、ガラス蓋の下は地下まで続いていて、井戸みたいになっています。ここにワインを入れて、発酵してきたというから驚きです。
だけどもっと驚いたのは、いまもワイン造りに利用していること!!
この石倉発酵槽を使って、当時と同じ醸造方法で作ったワインは『石倉和飲(いしぐらわいん)』という銘柄で販売されています。
石倉和飲、美味しくて大好きです
年間を通じて、一定の温度を保つことができるという地下のワインセラーは、たしかに涼しい。
歴史を感じる雰囲気のあるセラーで、テレビ撮影に使われることがあるというのも納得です。
お楽しみの試飲をしてみよう!
ルミエールの試飲はテイスティングマシンで好きな銘柄と分量を選ぶタイプです。20ミリ100円~となっています。(2019年当時)
- カウンターでワイングラスとカードを受け取る
- 銘柄を決めたらテイスティングマシンにカードを差し、ワイングラスを注ぎ口に置く
- お好みの分量ボタンを押す(ワインがグラスに注がれます)
- ワイングラスとカードをカウンターに返却して清算する
「【ツアー体験記】山梨・ルミエールワイナリーに行ってきた」まとめ
ショップと試飲だけだと「おいしいね」で終わってしまったと思うのですが、見学ツアーに参加したことですごく勉強になりました。60分なんてあっという間でした。
ルミエールのワイン造りへのこだわりはもちろん、ワインそのものについても知ることができてとてもよかったです。
たくさんお話が聞けたので、メモ帳を持参すればよかったと後悔