先日、家族から「クレジットカード明細に身に覚えのない請求がある」と相談を受けました。利用店は某動画配信サービスとなっていました。
当の本人は、その動画配信サービスに申し込んだ覚えはないと言います。念のため、無料体験をしたことがないかも確認しましたが、それも記憶にないそうです。
この記事では、私の体験をもとに、身に覚えのない請求がきた時にやるべきことと、普段から注意しておく点についてご紹介します。
クレジットカード会社によって多少対応が違うかもしれませんが、大きな流れは同じだと思います
まずはクレジットカード会社へ連絡
身に覚えのない請求がきた・・・!
そんな相談を受け、まずやったのはクレジットカード会社への連絡です。
しかしながら、身に覚えのない動画配信サービスとはいっても、この時点ではまだ不正利用との断定もできませんでした。
人間だし、高齢だし、何かの拍子に間違って申し込んでしまうケースもゼロとは言えません。「不正利用だーー!」と騒いで、やっぱり自分でした…なんてのは避けたい。
なので、まずは以下を伝えました。
- 家族に身に覚えのない請求がきている
- 本当に本人が契約したものなのかを知りたい
そうしたら、2つめの契約に関することは利用店に確認してほしい旨と連絡先を案内されました。カード会社では契約内容まではわからないみたいです。
放置しても何も解決しないし、何一つ良い事ないんだけど、家族は連絡先がわからないと言って放置していました・・・。放置、ダメ、絶対!
クレジットカード会社から案内された利用店に電話し、単刀直入に「おたくの会社から身に覚えのない請求がきているから調べてほしい」と伝えました。
結果、不正利用の可能性が高いことがわかり、その場ですぐにカード支払いをストップしてくれることに。素早い対応でとても助かりました。
その後、再度クレジットカード会社へ連絡して、利用店と話した内容を説明。すぐにクレジットカード本体も止めてもらい、カードは再発行してもらうことになりました。
請求明細は「突合」すべき
カードを止めてもらってほっとしたのも束の間・・・。
不正利用された金額の補償のこともあるので、被害がいつ始まったかなどの経緯を聞かれるわけですが、家族みんなあやふや・・・!!
明細は見ていても、確認まではできていなかったのです。
仕方ないのでいったん電話を切り、家族総出で過去分の明細とカードの使用履歴を突合することに…。
本当に、「カードの明細は毎月ちゃんと確認しましょう」と思いましたよ。
ちなみにここでいう確認は、単に「見る」ではないです。購入日や購入代金との「突合」です。明細を眺めて、「支払いはいくらね、ふんふん」では、足りません。
今回は、利用店自体に覚えがなかったから発覚しましたが、たとえばこれが普段自分が使っているようなお店であればどうでしょう? たぶん気づけなかったと思います。
そして、金額も万単位とかなら違和感を感じるかもしれませんが、今回、不正利用された中にはわずか数百円のものもありました。
たとえ違和感を感じたとしても、「数百円だし、ま、いっか」と見逃してしまうかもしれません。でも、そこで見逃してもらった犯人は味をしめて、また次にそのカードを使うはず。
クレジットカードの不正利用の被害に合った時、その被害を最小限に食い止められるのは、自分しかいないのです。
おわりに
どこか他人事だと思っていたクレジットカードの不正利用が身近に起きて、ぞっとしました。
幸い、今回はクレジットカード会社のほうで補償していただけることになったので実質的な金銭被害は免れましたが、気持ち悪いし、腹立たしいものです。
ちなみに、今回被害にあったクレジットカード情報がどこから抜かれたのか、そこについては調べようもなく、不明のまま。ということは、誰もが、いつでも、被害者になる可能性があるわけです。
その時の被害を最小限におさえるため、
- 請求明細は毎月確認する(購入明細と突合する)
- その中で不審な請求があった場合はクレジットカード会社にすぐに連絡する
ことを是非覚えておいてくださいね!